横浜店のオフロード担当 タカミ です。
少し前の話になりますが、7/31に開催された、
モトパワー 8時間パワーエンデューロに出場してきました。
同日に開催された鈴鹿8耐と同じく、
1台のマシンでチームメイトが交代しながら8時間を走り抜くというレース方式です。
レース会場は宮城県のスポーツランドSUGO
遠方かつ早朝からのスタートになるため、前日から会場入り。
今年も我々のマシンはコレ(KTM 400EXC-F)です。
大きくて重いのが難点ですが、パワーはあるので頼りになります。
昨年はメンテナンス不良のため散々な目に遭いましたが、
今年はバッチリ整備されているハズ。
ピットを設営したあとは、翌日走るコースの下見をし、仲間たちと宴会です。
昨年から私が料理担当です。
今年はチリビーンズなどを作ってみました。
実は、それなりに料理スキルも持っているんです、と一応アピール。
知り合いのチームパドックにご挨拶に行ったり、
来訪者のお相手をしながら、明日に備えて早めに就寝します。
レース当日は朝イチでブリーフィング。
コース上の注意事項やライダー交代時のルールなどを確認します。
この頃まではまだまだ心に余裕があります。
いよいよレーススタートです。
今回のスタートライダーは、本社勤務の「走る物流マンH」。
ルマン式なので、ライダーはスタートの合図と共にバイクまで走り、エンジンスタートになります。
参加台数164台が一斉にスタートする光景は迫力があります。
今回、我々の交代時間は大体一時間ごとにしました。
スタートを見送り、レース実況を聞きながら、
セカンドライダーとなった自分の出走準備をします。
少し落ち着いたあたりで、スタートライダーが無事帰還。
大体のコース状況を聞いて出走です。
出走後、2周目からの動画です。
スタート地点から、通称「廊下」と呼ばれる緩やかな登りセクションの途中迄です。
ご視聴いただく前に内容の解説というか、言い訳させてください。
先にも言及しましたが、参戦車両のパワーはあるのですが、
大きくて重いので、小回りが利きません。
低速からのトルクがあり下手にアクセルを開けると加速しすぎるので、
タイトターンではスロットルを細かく当てながら走ることになります。
また、ギャップやジャンプにスピードを乗せたまま進入すると、
反動が大きく体力を消耗するので、
スピードは抑え目で極力体で衝撃を吸収するようにしていました。
カメラを胸に装着して撮影しましたが、
上記の理由から上下動が大きく、見づらい映像になっております。
視聴の際はご注意ください。
急な加減速時に体力を消耗するので、速度変化の少ない走行を心掛けた為、
はっきりいって面白くないかもしれません。
ハンドル近辺が画面に入っていますので、
ダート走行未体験の方は、路面がそれなりに荒れてるのをご理解頂けると幸いです。
続きの動画です。ピットイン迄になります。
開始後「すり鉢」と呼ばれるセクションの手前、
00:30から02:30頃まで休憩に入っておりますので、
飛ばしてご視聴いただいても問題ないかと思われます。
再スタート直後にすり鉢に突入します。
すり鉢は無数の轍が交錯する急坂なのですが、
登り始めたら知り合いのカメラマンさんがカメラ向けてくれたので、
思いっきりカメラ目線で応えておきました。
足着いていますが、轍が深くバランスを取りづらい為、足で地面を漕ぎながら登っています。
こういうシチュエーションはエンデューロ独特ですね。
自分は普段モトクロスコースしか走っていないので、
モトクロスコースではありえない急斜面や、石が浮き出たギャップの多い路面、
バイク一台分しか走れない狭い箇所などの「山」を走る経験値が圧倒的に不足しています。
モトクロスの技術でクリアできる所も多いのですが、
いかんせん慣れていないので、体力的・精神的に追い詰められていきます。
コース最後にモトクロスエリアに戻った時の解放感といったら・・・
思いっきり飛ばしたい所ですが、車両が重いし体力的にツライので、
自分が走る際は、モトクロスエリアは体力温存&回復エリアでした。
途中赤旗中断などがあり、実質的に6時間のレースとなりましたが、無事に終了。
それなりに転倒はしたものの、どハマリしてタイムロスするような大きなミスはしませんでした。
とはいえレース終了後は、もう少しうまくできたのでは?と反省すること大。
来年に向けて、できる範囲で経験値を積もうと思います。