こんにちは、横浜店オフロード担当 タカミ です。
先日、モトクロスのレースに出場してきました。
レースはMCFAJクラブマンモトクロスの第2戦で、 埼玉県オフロードビレッジにて開催されました。
エントリーしたクラスは、ノービス250と450のダブルエントリーです。
コース到着と同時に、コースコンディションのチェック。 所々ぬかるみはあるものの、ベストコンディションに近い状態です。 しかし、予報では午後から雨。 午前・午後両方レースがあるので、タイヤをマディ用に変更します。
午前のレースは捨てたのか?と思われるかもしれませんが、 レース後に交換する場合、疲労した状態での作業になること、 場合によっては雨中での作業になることを考えると、 朝の段階で交換しておいた方が良い、という判断です。
その他、マディ対策用品の準備を進めます。 参考までに、今回の対策内容を記載しておきます。
1:MUDOFF レーシングサブバイザー 2:RISK RACING MUD GRIP 3:ロールオフゴーグル 4:ACERBIS フォークゲーター
上記の内容については、後ほどご説明いたします。
さて、練習走行も終わり、午前のレースがスタート。 私はスタートが下手なのを自覚していますが、 今回レース運営の方に撮影していただいた写真を見ると・・・
見事に遅れていますね。当然コーナーのイン争いで勝てるはずもありません。 体感では真ん中より少し後ろぐらいの位置で、 特に変動もなくレースが進んでいきます。
しかし中盤を過ぎた所で痛恨のエンスト。 再スタートに手こずり、順位は最下位に。 しかし、ここで気持ち的に吹っ切れました。 集団の中でストレスを感じつつ走っていたのが、 周囲は完全にクリア。 自由なラインで走ることができます。 少しだけ追い上げて、14台中12位でフィニッシュ。
午後のレースに備えて、早めの昼食を摂っていると、 予報通り雨が降り出してきました。 あっという間にコースがスリッピーになっていきます。 マディ対策の真価を発揮する時がやってきたのです。
ここで、先ほどのマディ対策品のご説明。
1:ヘルメットバイザーの面積を拡大することで、 前走者が跳ね上げる泥からゴーグルを守り、視界を確保するアイテムです。 簡単に取り付けが可能で、比較的効果も高いと思います。
2:グリップに被せるだけのスポンジカバーですが、 転倒して手やグリップに泥が付着しても滑らずにハンドルを握れます。 接着剤など不要で、破損しなければレース終了後に取り外して再使用可能です。
3:泥が付いて視界の悪くなったゴーグルレンズを、 (部分的にですが)一瞬でクリアに復活させます。 モトクロスだとティアオフが一般的ですが、 レース経験の浅い自分には、走行中に上手く剥がせる自信がなかったので、 ロールオフを選択しました。
4:泥の付いた状態でフロントフォークを作動させると、 泥がフォークシールに損傷を与え、オイル漏れが発生する確率が高くなります。 予めシール部分をカバーすることで、トラブルを未然に防ぎます。
レースの内容ですが、スタートの出足は相変わらず中位グループ。 直後にイン側のライダーが自分の方に寄ってきます。 スリッピーな路面にフラついている模様。 避ける間もなくサイドアタックされますが、なんとか転倒は回避。 しかし、コーナーでインには入れず、アウト側のラインを選択。 1コーナーを曲がったら自分のライン上に転倒車。 自分の横にもライダーがいるのでライン変更できず、やむなくブレーキ。 先頭が遠ざかっていきます。
混乱のスタートを過ぎた後は、淡々と走っていきます。 マディコンデションでは、転ばないことが一番大事。 案の定、転倒車やバランスを崩して減速するライダーが続出。 マディタイヤのおかげもあって、自分のマシンはグリップを確保。 転倒車を冷静にパスしていき、18台中11位でフィニッシュ。 スタートで出遅れた割には挽回できました。
トップのライダーとの実力差はまだまだ感じますが、 スタートが良くなればもう少し順位を上げられそうです。
今後も少しでも順位を上げるべく、努力していきたいと思います。